コンタクト: イスタンブール: David Theis, (202) 203-0601 dtheis@worldbank.org 東京: 平井智子 (81-3) 3597-6650 thirai@worldbank.org 正統性、効率性、有効性改善の概要イスタンブール、2009年10月6日 — 世界銀行は、途上国を支援する機関として、その正統性、有効性、効率性を一層高めるよう大胆な改革プログラムを進めている、と世界銀行グループのロバート・B・ゼーリック総裁は述べた。 イスタンブールで開かれた世銀IMF年次総会の冒頭でスピーチに立ったゼーリック総裁は、世銀改革の焦点は、開発効果の向上、責任説明と良いガバナンスの促進、費用対効果の継続的改善であるとした。 「変化を続ける世界経済に対して貢献するためには、機敏、迅速、有能で説明責任を備えた組織が必要だ」とゼーリック総裁は、世界銀行グループの総会で述べた。「世銀グループは、その正統性、効率性、有効性、説明責任を強化し、国連、IMF、他の国際開発金融機関、ドナー、シビルソサイエティ、そして今や開発の重要な担い手となった財団との協力関係を一層深めていく」 ゼーリック総裁は、1944年に世銀が設立された当時の世界状況は、今とは異なっていたと述べた。 当初44か国で始まった世銀も、今日では186の加盟国をもつ。現在の途上国の大半はまだ植民地だった。現在のシステムはすでに時代遅れとなっており、21世紀の政治経済は、増大する途上国の役割を反映した新たな秩序を求めている。途上国は今や、より均衡の取れた世界経済を実現する将来の経済成長の担い手だ。 「途上国が解決の一部なのであれば、議論にも含まれるべきです。国際社会にとって必要な世界銀行グループとは、21世紀の世界経済の現実を体現し、増え続けるステークホルダーの役割と責任を認識し、そしてアフリカにより多くのボイスを与えるものです」とゼーリック総裁は述べた。 世界銀行の株主は、途上国の投票権割合を最低でも47%へと引き上げるとする改革を支持した。ゼーリック総裁は、さらに途上国の投票権割合を50%まで引き上げられるかどうか検討してみるべきだと述べた。 世界が急激に変化する中で改革は必然だ、とゼーリック総裁は述べた。 「今回の危機の発生前からすでに、旧来の国際経済秩序は、現実の変化に追いつくために苦闘していた。今日の大変動は、旧秩序と現実との乖離及び差し迫ったニーズを顕在化した。変化に追いつき、将来に向けて前進するのは今なのだ」
世界銀行のガバナンスについてさらに広範な改革を進めるため、ゼーリック総裁が昨年、エルネスト・セディージョ元メキシコ大統領を議長に迎えて設置したハイレベル委員会が、今月末勧告を提出する予定だ。 |