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世界銀行がアフリカ開発に対する国際金融危機の影響緩和を支援

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  • 金融危機は過去10年にアフリカが達成した成長を台無しにする恐れがある
  • アフリカ諸国の大臣らが危機に陥ったアフリカ地域への支援を世界銀行に依頼
  • 世銀グループは世界的な危機の影響を緩和するため今後3年間に数十億ドルを拠出の予定

ワシントン、2008年11月19日 - 世界銀行は、国際金融危機が成長と貧困削減にもたらす悪影響を最小限に抑えるため、アフリカ諸国が必要とする支援を提供する考えを改めて表明した。

世界銀行アフリカ地域担当副総裁のオビアゲリ・エゼクウェシリは、アフリカ諸国の現地で活動する世銀の各チームに対し、借入れ国のニーズを明らかにし、世銀プログラムやプロジェクトを再点検した上で、世銀としての追加的な対応を決定するため、支援活動拡大を呼びかけた。

「借入れ国それぞれのニーズに基づいて、何をすべきなのかを個別に決める必要がある」とエゼクウェシリ副総裁は述べた。世銀の各チームは今後数週間のうちに、金融危機に関係する国別のニーズを報告することになっている。

 

世銀グループによる危機への対応

世銀はすでに、ドイツやアイスランド、南アフリカ、オーストラリアに至る各国に影響を与えている世界規模の危機から途上国を保護する主要な対策を講じつつある。ドナー国が今後3年間に420億ドルを拠出する国際開発協会(IDA)を通じて、最貧国との協力の下、必要に応じて支援を加速化している。

世銀グループの国際復興開発銀行(IBRD)も、途上国の追加的な需要に対応するため、拠出額を昨年の135億ドルから350億ドル以上へ、3倍に増やす予定だ。

さらに、国際金融公社(IFC)を通じて、今後3年間に総額約300億ドル規模の主要なイニシアティブを新設・拡大することで、民間セクターへの支援も増強する。その一環として、インフラストラクチャー危機対応ファシリティを新設し、金融不況に直面した民間ベースのインフラストラクチャー案件に対して資金を提供する。

 

アフリカの財務大臣らが支援を呼びかけ

エゼクウェシリ副総裁による迅速な行動を求める呼びかけの前には、11月15日に開催された金融市場・世界経済に関するG20サミットに先立ち、11月13~14日チュニジアのチュニスにアフリカ50カ国以上の財務・企画担当の閣僚および中央銀行総裁が集まり、声明を発表した。

この会合はアフリカ開発銀行(AfDB)、アフリカ連合(AU)、アフリカ経済委員会(ECA)が共催し、国際金融危機と、予想されるアフリカ経済への影響を緩和する対策について意見が交わされた。

「我々は(国際金融機関に対して)、危機がアフリカ諸国に波及した場合、迅速かつ柔軟な方法で、適切な支援を提供する準備を進めるよう求める」と、会議コミュニケの中で述べられている。

今回の危機はアフリカ諸国がこの10年にわたって達成した「重大な成長を阻害して」おり、「最近の食糧価格と石油マーケットの高騰の影響をさらに悪化させている」と、同コミュニケは指摘している。

エゼクウェシリ副総裁は、世界規模の景気減速が「貿易の機会、資金へのアクセス、移民による送金、外国直接投資」を減少させ、アフリカの成長見通しを阻害していると「率直に」結論づけたと評価している。

 

アフリカへの影響

この数十年、民間資本にとってアフリカがより魅力的な投資先となるようにとの経済政策の下で、改革が進んだ。しかし、金融危機によりその歩みが逆戻りする恐れがある。金融危機は、すでに通貨の減価や株式市場価格の急速な下落を引き起こしており、証券・株式市場で外国投資家が持ち株を大量に売却している。

世銀アフリカ地域担当チーフ・エコノミストのシャンタ・デバラジャンによると、国際金融危機とその後の景気後退は、アフリカに対して3つの影響をもたらす述べる。

「第1に、民間投資の減速は、特にインフラストラクチャーなどニーズの高い投資案件を民間投資に依存していた国々に悪影響を与えるだろう。ガーナとケニアはすでに 8億ドル相当のソブリン債の発行を延期した」とデバラジャンは指摘する。「第2に、一産品価格が下落し、輸入業者の助けにはなるが輸出業者を苦しめることになる」

「第3に、移民がアフリカに送金する年間約150億ドル、そして開発援助が影響を受けだろう」

デバラジャンによると、世銀グループは、知識援助、IDA資金の前倒し拠出、IBRD融資、IFC投資・保証などの様々な対策を講じて、アフリカの成長と貧困削減の勢いを維持しようとしている。

 

世銀はアフリカのパートナーを支援

チュニス会議に参加したアフリカ各国の大臣や中央銀行総裁らは、グローバルな課題のなかでアフリカの利益を維持し、「IDA対象国への支援前倒しとIBRD融資の3倍増の可能性」に取り組む措置をとったとして、世銀の役割を評価した。

近年の良い結果をもたらしてきた市場改革の継続を訴えるエゼクウェシリ副総裁の呼びかけに同調し、チュニス会議では、変化する世界経済の現状をより適切に反映し、将来の課題にもより迅速に対応できるよう、ブレトンウッズ機関(世銀グループと国際通貨基金)の包括的な改革の必要性を強調した。

 

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