2006年12月21日、東京 – PIC東京(世界銀行情報センター)は本日、コーヒーアワー「ヤマネの総合的研究から環境保全、環境教育へ」をKNCF(日本経団連自然保護協議会)と共催しました。KNCFが資金支援を行う日本の環境保護NGOの活動を通じて地球環境問題の様々な側面を学ぶシリーズの第3回で、ニホンヤマネ保護研究グループの湊秋作さんをゲストスピーカーに迎えました。 ニホンヤマネ研究グループは山梨県清里を拠点に、日本固有の種で最古参の哺乳類であるニホンヤマネの生態の総合的な研究を通じて環境保全と環境教育を実践しています。今回のコーヒーアワーで湊さんは、森と田んぼを通じた食育・環境教育の事例やその重要性を紹介した後、清里の調査地点でのニホンヤマネの生態、冬眠の仕組み、遺伝子の違いによる地域分布、日本各地やイギリスの研究者との研究交流と成果などをわかりやすく説明しました。 また後半では、清里道路によりニホンヤマネの生息地が分断されたことへの対策として、動物のための陸橋(アニマルパスウェイ)を提唱し、KNCFを通じて清水建設や大成建設との共同研究プロジェクトを立ち上げた経緯や実験的に設置された簡易型のアニマルパスウェイでの観察状況、その成果を受けてイギリスやドイツでの実験的な設置、2009年に清里で開催予定の国際ヤマネ会議の概要など詳細に報告しました。 参加者からは、アニマルパスウェイ1基あたりの設置コスト、雄と雌のどちらが多く利用するか、今後のアニマルパスウェイの普及計画などについて活発に質問が出されました。 本シリーズは来年3月まで連続開催の予定で、各団体がパネル展示を行うとともに、期間中にコーヒーアワーを実施し、活動内容について紹介します。 第1回 2006年10月16日~27日 北の海の動物センター 第2回 2006年11月20日~12月1日 緑の地球ネットワーク 第3回 2006年12月18日~26日 ニホンヤマネ保護研究グループ 第4回 2007年1月22日~2月2日 日本ガラパゴスの会 第5回 2007年2月19日~3月2日 メダカのがっこう 第6回 2007年3月19日~3月30日 ラムサールセンター 日本経団連自然保護協議会・基金(KNCF) 
ゲストスピーカーのニホンヤマネ保護研究グループ・湊秋作さん |