2007年2月27日、東京 - 世界銀行情報センター(PIC東京)と日本経団連自然保護協議会・基金(KNCF)は、KNCFが支援する日本の環境保護NGOの活動を通じて地球環境問題を学ぶパネル展を毎月、連続開催しています。シリーズ5回目の今月は、田んぼを中心に環境意識・教育と農法研究・農家支援を進めるNPO法人メダカのがっこうに焦点を当てました。  | 中村陽子・メダカのがっこう理事長 |
ほとんどの稲作農家では冬になると田んぼから水を抜きます。これに対しメダカのがっこうは、冬の田んぼに水を入れることで一年中、生き物が生息できる状態を目指す「耕さない・冬・水・田んぼ」の農法の研究を進めながら、佐渡島のトキ野生化支援、栃木県茂木町や静岡県修善寺での里山・棚田再生事業などを行っています。 本日PIC東京で開催されたコーヒーアワー「田んぼの力を見直しませんか」では、メダカのがっこうの中村陽子理事長と根本伸一副理事長が、田んぼの様子やそこに住む動植物などの写真、「毎朝田んぼを見にいくのが楽しみになった」「田んぼ地域の交流の中心になった」という農家の声や、子どもたちや農作業に接する機会の少ない人たちが農作業に参加することは農家にとっても励みになると紹介しました。  | 根本副理事長 |
また、こうした農法が浸透するためには農薬に頼らない夏草対策と同時に、米の販路の拡大が重要と指摘したうえで、多くに人たちに自然耕米を知ってもらうため東京・神保町に「おむすび茶屋 メダカのがっこう」を開店した取り組みも紹介しました。 司会の大森功一・世界銀行東京事務所広報担当官は、地球温暖化の影響や人口増加に伴う食糧増産の必要性などが指摘されているなか、まずは田んぼに出てみる、実際に自分で農作業に関わってみることを通じて実感できることも多いはずと語りました。 PIC東京では2月19日から3月2日まで、メダカのがっこうによるパネル展「生きものいっぱいの冬・水・田んぼ」を同時開催しています。本シリーズは2007年3月まで開催予定で、各団体がパネル展示を行うとともに、期間中にコーヒーアワーを開催し、活動内容を直接紹介します。 第1回 2006年10月16日~27日 北の海の動物センター 第2回 2006年11月20日~12月1日 緑の地球ネットワーク 第3回 2006年12月18日~26日 ニホンヤマネ保護研究グループ 第4回 2007年1月22日~2月2日 日本ガラパゴスの会 第5回 2007年2月19日~3月2日 メダカのがっこう 第6回 2007年3月19日~3月30日 ラムサールセンター 日本経団連自然保護協議会・基金(KNCF) |