ホーチミン市に開発ラーニング・センターを開設、新たな発信の拠点に

2007年6月26日 -先端のビデオ会議システムとインターネットベースのトレーニング機能を駆使して、全世界を網羅するGDLN(グローバル・ディベロップメント・ラーニング・ネットワーク:Global Development Learning Network)の傘下にある100以上の開発学習センターを相互接続させるという世界銀行のイニシアティブの一環として、ホーチミン市開発学習センターが本日、華やかなテープカットのセレモニーとともに、正式にオープンしました。Ho Chi Minh JP 01

ベトナム政府の高官、地方行政官、世銀の代表、大学の役員ならびに各地のGDLN担当者が揃って、ビデオ会議システムのリンクを通じて祝福のメッセージを寄せました。ベトナムのグエン・ティエン・ニャン(Dr. Nguyen Thien Nhan)教育大臣からは次のようなコメントが寄せられました。「我が都市から世界への接続を実現するのが、数年前からの夢でした。実現までには時間がかかりましたが、我々は的確に取り組みました。今後、このセンターは地域およびグローバルのネットワークにおいて重要な役割を果たすようになるでしょう。」

近年のベトナム経済の力強い成長は、地域内の他の開発途上国のモデルであると言われています。世界銀行ベトナム国担当局長代理のローラン・ムセラッティ(Laurent Msellati)は、ベトナムは世銀の支援を効果的に利用しているモデル国になっている、と強調しました。「ベトナム最大の都市にこの2つ目のセンターがオープンしたことにより、ベトナムのGDLNは新たな段階に発展する準備が整ったことになります。この新しい開発センターがホーチミン市にオープンし、活気ある民間セクターと貿易環境を補完することにより、ベトナムの人々は、教育、ICTおよび知識共有における新たな価値を得られるようになるでしょう。」

Ho Chi Minh JP 02オープニング・セレモニーに彩を添えるために、GDLCネットワークでのユニークかつ国際的な教育活動と知識交換活動のデモンストレーションが実施され、日本各地の大学の学生が、ハノイ、ホーチミン市、および東京開発ラーニングセンターより参加した学生団体と持続可能な発展というテーマについて国境を越えた議論を行ないました。

このセッションに先立つ開会のスピーチでは、東京のベトナム大使館の文化、教育、メディア担当参事官であるグェン・バン・ニーム(Nguyen Van Niem)氏が、学生参加者に励ましの声をかけました。「皆さんは、将来の繁栄の源です。両国をまたいだ対話が今後さらに続き、皆さんにはグローバル・ディベロップメント・ラーニング・ネットワークのパワーを活用して、ネットワークをさらに拡大してくれることを希望します。」

北海道大学、関西学院大学(西宮市)、山口大学、およびベトナムの2つの主要学習センターにいる学生参加者が、北海道での水管理からハノイの生ごみ問題解決策に至る地方および地域に固有の環境問題に関する知見を発表しました。Ho Chi Minh JP 03

学生団体が関心を抱く問題に関するこのような国際間の対話は、ホーチミン市に開設されたこの種の学習センターがフル・パートナーシップおよびコミュニティ開発のための潜在能力を発揮することで、今後さらに増えるものと予想されます。ある学生は、GDLNを通じてセンターを最大限に活用し、アジアの若者の声が全世界に、とりわけ来年に北海道で開催されるG8サミットにまで届くようになって欲しい、と語っていました。

Ho Chi Minh JP 04世銀ではアジア全域にわたるGDLNセンターの拡張を今後さらに続ける予定で、センター間でのやりとりが今後さらに増えるものと予想しています。ホーチミン市のディベロップメント・ラーニング・センターでは、知識と教育に関するイニシアティブ、コミュニティ開発のためのプログラム、ならびにベトナムとメコン地域内外の近隣国との取引仲介が行なわれます。ASEANやAPECをはじめとする地域内の組織および国際的な組織との新しい、創造的な関係の構築、ならびに民間セクターとの橋渡しが現在図られつつあります。

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