ロバート・B・ゼーリック

世界銀行第11代総裁

2007年7月1日、185の加盟国を擁する世界銀行グループの第11代総裁に就任。前職はゴールドマン•サックス(インターナショナル)の副会長とザ•ゴールドマン•サックス•グループ•インクのマネージング•ディレクター/インターナショナル•アドバイザリーボード議長(2006-2007年)。

2005-2006年には米国務副長官を務め、同省の最高業務責任者として長官を政策面で支えたほか、いくつもの地域における政策を統括した。

2001-2005年1月には、第13代米国通商代表を務め、世界・地域・二国間の各レベルにおける自由貿易について積極的なアプローチを推進すると共に、米国議会や国内の幅広い政治団体から自由市場への支持をとりつけた。2001年に150カ国以上の閣僚と共に世界貿易機関(WTO)のドーハ開発アジェンダの立ち上げた後、2004年には市場自由化のための枠組み合意を実現した。中国および中華民国台北のWTO加盟に尽力したほか、カンボジア、サウジアラビア、ベトナム、ロシアなどの国々のWTO加盟を実現あるいは交渉を大きく進展させた。

ヨルダン、チリ、シンガポール、モロッコ、バーレーン、中米5カ国、ドミニカ共和国、オーストラリアとの自由貿易協定(FTA)を締結/制定し、米国とFTAを締結している国の数を5倍に増やした。また、ペルー、コロンビア、パナマとのFTAにも着手し、これらはその後完了された。さらに、ベトナムとは基本貿易協定を制定した。米国議会と緊密に協力し、貿易促進権限法案を可決させると共に、アフリカ、アンデス諸国、カリブ海諸国をはじめとする大半の途上国と特恵貿易協定を結んだ。

1993-1997年、大手住宅金融機関ファニー・メイの執行副社長として、低価格住宅事業のほか、法務、規制、政府・業界関係、国際サービスなどを扱う部署の監督に当たった。

1985-1993年、ジェ-ムズ・A・ベーカー三世長官の下、財務省にて金融機関政策担当副次官補から長官顧問を、国務省にて経済農業問題担当国務次官および次官級国務省顧問を、そして短期間ながらホワイトハウス次席補佐官および大統領補佐官を務めた。1989-1990年には東西ドイツ統一の際の「2プラス4条約」プロセスで米国の交渉を導いた。1991-92年の経済サミットの準備では大統領の「シェルパ」役を務めた。

1975年にスワスモア大学を優秀卒業生として卒業。ハーバード大学法科大学院で法律学博士号(JD)を優等で、1981年にはケネ ディ行政大学院から公共政策学修士号(MPP)を取得した。1980年には特別研究員として香港に居住した。

これまでの受賞歴は、ドイツ統一への尽力に対しドイツから等勲爵士、財務省および国務省でそれぞれ最高の栄誉であるアレクサンダー・ハミルトン賞および殊勲賞、国防総省殊勲賞、インディアナ州レンセラーのセントジョセフ大学から文学博士など。

外交問題評議会、欧州研究所(European Institute)、全米ドイツ協議会(the American Council on Germany)、現代ドイツ研究米国研究所(the American Institute of Contemporary German Studies)、在米ドイツ・マーシャル財団( the German Marshall Fund of the U.S.)、全米アジア研究機関( the National Bureau of Asian Research)、米国海外開発評議会、世界自然保護基金諮問委員会、国際経済研究所など数多くの非営利団体で理事を務めている。

イリノイ州ナパービル出身。




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