
ビジネス環境では東欧が東アジアを凌ぐ(英語で読む) コンタクト: ワシントン Karina Manasseh (202) 458-0434 携帯電話: (202) 422-5274 kmanasseh@ifc.org 東京 平井 智子(81-3) 3597-6650 thirai@worldbank.org 解禁日ご協力のお願い ニュースのワイヤー送信やウェブサイト掲載をはじめとするメディア使用の解禁日: 日本時間2007年9月26日(水)午前9時1分 協定世界時/グリニッジ標準時 2007年9月26日(水)午前0時1分 米国東部夏時間では2007年9月25日(火)午後8時1分
2007年9月26日、ワシントンDC - 事業規制の改革のおかげで新規事業が増えている-世界銀行と国際金融公社(IFC)が年に一度発行する報告書の最新刊で第5冊目に当たる「ビジネス環境の現状2008」ではこう指摘している。2006年~07年にかけて、東欧諸国および 旧ソ連で改革が最も進んだ。また、中国およびインドを含む数多くの新興市場も同様だった。 エジプトは今年、ビジネス環境を改善しつつある国としてトップになった。エジプトは本報告書で調査した10の分野のうち5つで改革を行い、ビジネス環境の世界ランキングで順位を大きく伸ばした。また、シンガポールはビジネス環境の総合ランキングにおいて2年連続してトップとなった。 改革の進んだ上位10カ国としてエジプトに続くのは、順に、クロアチア、ガーナ、マケドニア・旧ユーゴスラビア共和国、グルジア、コロンビア、サウジアラビア、ケニア、中国、ブルガリアである。その他、アルメニア、ブータン、ブルキナファソ、チェコ共和国、グアテマラ、ホンジュラス、モーリシャス、モザンビーク、ポルトガル、チュニジア、ウズベキスタンの11カ国が、3件以上の改革を実施した。改革を実施した国々では、事業規制の簡略化、財産権の強化、投資家保護の強化、信用アクセスの拡大、税負担の緩和、輸出入コストの削減に伴う貿易の促進などが行われた。全体では、2006年4月から2007年6月までの間に、98カ国で200件の改革が行われた。 「本報告書によると、株式配当は改革が進んでいる国ほど高い」と世銀・IFCの金融・民間セクター開発担当副総裁のマイケル・クラインは述べ、「投資家は上昇余地を求めているが、これは出発点に関わらず、改革を進めている国に認められる」と付け加えた。大規模な新興市場は急速に改革を進めている。中国、エジプト、インド、インドネシア、トルコおよびベトナムのいずれも、ビジネス環境を改善している。 今年、東欧と中央アジアを合わせた地域は、ビジネス環境において東アジアを凌いだ。この地域の一部の国は、本スコアで西欧諸国の大半をも上回った。 この地域で改革を進めた上位の国としてはクロアチア、マケドニア・旧ユーゴスラビア共和国、グルジア、ブルガリアおよびハンガリーが挙げられる。旧社会主義ブロックで最もビジネス環境の整っているエストニアは、ビジネス環境において17位に入った。グルジアとラトビアもまた上位25カ国に入っている。「この結果は、政府が事業規制を緩和すればするほど、開業する起業家が増えるということを示すものである」と、本報告書の主席執筆者であるシメオン・ディアンコフは述べ、「東欧では、かつての東アジアにおける急成長に匹敵するほどの新規事業参入ブームが見られた」と話している。 アフリカでは、ガーナとケニアがリードした。この地域のそれ以外の国では改革の進度にばらつきがあり、半分近くの国ではまったく改革が行われなかった。モーリシャスは世界ランキングで27位と、ビジネス環境においてアフリカでトップであり、またこの地域では最も多くの改革が行われており、「ビジネス環境の現状」で調査した10の分野のうち6つで進歩が見られた。アフリカ南部では、マダガスカルとモザンビークでも改革が進んだ。アフリカ西部では、ガーナとブルキナファソ以外では改革はほとんど行われなかった。 中東・北アフリカ地域では、エジプト、サウジアラビアおよびチュニジアのリードにより改革が加速している。中南米および東アジアは改革のリストでは最も下位にある。東アジアでは広範におよぶ新しい私的所有権および新たな破産法を施行した中国が突出している。 ビジネス環境におけるランクの高さは、起業家や従業員に占める女性の割合の高さに関連している。「規制改革の拡大は特に女性にとって有利に働いている」と同報告書の執筆者、カラリー・マクリーシュは述べている。「女性は、本来自分たちを守ることを目的としているのであろう規制が実際には逆に働き、非公式セクターに追いやられてしまうことがよくある。そうした女性には雇用保障がほとんどなく、社会保障もほとんどない」。女性が事業を始めるためには夫の同意が必要とされるコンゴ民主共和国では、小規模事業を運営する女性の割合は18%に過ぎない。そうした規制のない隣国のルワンダでは、小規模事業を運営する女性の割合は41%を超えている。 「ビジネス環境の現状2008」では、ビジネス環境について178カ国のランク付けを行っている。上位25カ国は順に、シンガポール、ニュージーランド、米国、香港(中国)、デンマーク、英国、カナダ、アイルランド、オーストラリア、アイスランド、ノルウェイ、日本、フィンランド、スウェーデン、タイ、スイス、エストニア、グルジア、ベルギー、ドイツ、オランダ、ラトビア、サウジアラビア、マレーシアおよびオーストリアである。 ランキングは、新規事業の立ち上げ、運営、貿易、課税、撤退に関わる政府の要件を満たすための時間とコストを追跡する、事業規制の10の指標に基づいており、マクロ経済政策、インフラの質、通貨ボラティリティ、投資家の認識や犯罪率といった分野は反映していない。2003年以来、「ビジネス環境の現状」は全世界で113件を超える改革をもたらしている。 # # # 報道関係の方は、解禁前に下記のオンライン・メディア・ブリーフィング・センター (OMBC)より報告書をご覧頂けます。 http://media.worldbank.org/secure/
パスワードをまだ取得されていない認可報道関係の方は、 下記ウェブサイトでお申し込みください。 http://media.worldbank.org/ ビジネス環境分析プロジェクトは、ビジネス・コンサルタント、弁護士、会計士、政府関係者、そして世界でもトップクラスの学術関係者など、各国の専門家5,000人以上が協力して、方法論的観点から支援・検証を行った。データ、方法論、執筆者一覧はウエブサイト(www.doingbusiness.org)で公開している。
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