2008年4月11日、東京 - 世界銀行情報センターは、佐野高太郎写真展「KALAHARI(南部アフリカ)~チーターのいる砂漠」の最終日にあたる本日、写真家・佐野高太郎さんをゲストスピーカーに招いてトークセッションを開催しました。
30ヶ月間にわたり追跡撮影した南部アフリカのカラハリ砂漠のチーターの生態とダイナミックで壮大なアフリカの自然・環境の美しさを、今回の写真展に出展していない作品も含むスライドショーを見せながら、佐野さん自身が説明しました。走るチーターのスピードに写真撮影が追いつくようになるまで1年以上かかったことなど、アフリカでの撮影エピソードも披露するとともに、高尾山の自然・環境もライフワークとして撮影し続けていていることなどを話しました。司会は安田泉・世界銀行東京事務所広報アシスタントが務めました。
2008年7月の北海道・洞爺湖でのG8サミット・先進国首脳会議に先立ち、5月には横浜でアフリカ各国の首脳が一堂に会する第4回アフリカ開発会議(TICAD IV)が開催されます。世界銀行情報センター(PIC東京)では、アフリカの様々な側面を撮影する写真家による作品展を連続開催しています。
スピーカーの写真家・佐野高太郎さん
なぜこんなに美しいのだろう? 南部アフリカのカラハリ砂漠、ガラガディ国立公園にてチーターに惚れ、彼らをテーマに計30ヶ月間撮影しました。獲物たちを捕らえるために、彼らの体には無駄がありません。他のネコ科と比べてちいさな頭、流れるような体のフォルム、独特の爪、しなる背骨、長く太めのシッポ、その個性的な体のすべてにチーターが速く走る理由が表現されていました。
弱点もありました。持久力のなさ、争いに弱い、木に登れない、など。 特に争いに弱いことは野生動物にとって致命的ですが、見方を変えれば彼らは短距離を走る方に進化をしたのかもしれません。 短距離の速さだけは誰にも負けない。そんなスペシャリストに強く惹かれました。研ぎ澄まされた者たちの命がけの駆け引き、野生に生きるものたちの美しさ、是非ご高覧ください。 -佐野高太郎 -
佐野高太郎 プロフィール 1971年北海道生まれ。1981年から2年間、南アフリカに住む。1991年NHK学園卒。以後フリーランスの写真家として活動。各種新聞、雑誌、テレビなどに作品を発表。1997、1998 BBC Wildlife Photographer of the Yearを2年連続受賞。写真集に『KALAHARI チーターがいる砂漠』、『北海道 リスとナキウサギの季節』『高尾山 ちいさな山の生命たち』(いずれも、かもがわ出版)がある。http://www.kotarosano.com
佐野さんの作品に見入る参加者
関連リンク 写真展「KALAHARI(南部アフリカ)~チーターのいる砂漠」、PIC東京で始まる