世界銀行、FAO、IFAD、WFP共催  | パネルディスカッションに出席した ゼーリック総裁と福田首相 |
世界銀行、国連食糧農業機関(FAO)、国連農業開発基金(IFAD)、国連世界食糧計画(WFP)は5月29日、共催で「食糧価格高騰に関するハイレベル・パネル・ディスカッション」を開いた。同会合はTICAD IV(第4回アフリカ開発会議)のサイドイベントとして、4機関からそれぞれゼーリック総裁、トラオレアフリカ地域事務所長、ボーゲ総裁、シーラン事務局長が参加したほか、福田総理大臣、高村外務大臣、ジャン・ピンAU委員会委員長が出席し、AU議長のキクウェテ・タンザニア大統領が司会をつとめた。 ゼーリック総裁は「食糧価格の高騰で今後のアフリカの成長が危ぶまれる。緊急食糧援助を確実に実施するとともにアフリカの食糧増産、農業生産向上をはかる必要がある」と強調した。また、このパネルディスカッションでアフリカ諸国から出された要望がG8サミットに伝わるよう、日本政府に協力を求めた。  | 食糧問題をめぐる議論には、アフリカ各国代表をはじめ約300人が参加した |
福田総理は来週ローマで開かれるFAO主催ハイレベル会合に自ら参加し、7月のG8サミット議長国として「力強いメッセージを発出すべく最大限の努力をはらう」と約束し、ゼーリック総裁も「福田総理は食糧問題をG8プロセスの主要テーマとして取り組む強いリーダーシップを示され、感謝している」と応じた。 ゼーリック総裁はディスカッションの結果、(1)食糧問題は石油の価格高騰と密接な関係があり、短期的な対策だけでなく、中長期的取組みが必要(2)援助機関、ドナー諸国の迅速な対応が必要(3)アフリカからの要望に応えるため、WFPの緊急食糧援助がイヤマークや輸出関税などの障壁なしに弾力的に実行され、農業増産のための金融支援がすみやかに行われるよう求めた。 |