ミレニアム開発目標(MDGs)の中間地点で新たな課題が浮上

  • 21世紀に入って8年目を迎え、主要な開発目標に向け一定の前進が見られた。
  • しかし、食糧・燃料価格の高騰と地球規模の金融危機が数百万の人々を貧困に押し戻す可能性がある。
  • 各国首脳は開発目標の達成に向け、資金面での約束を守るべき。

2008年9月25日 - 喜ばしい知らせは、

絶対的な貧困状況で暮らす人口は1990年と比べ約4億人減少した。

2つの地域を除くと、全世界の少年・少女の少なくとも90%が学校に通っている。

麻疹による死者は2000年の75万人から2006年には25万人以下に減少し、途上国の子供の80%が予防接種を受けている。

1990年と比べ安全な飲料水を得ることができる人は約16億人増えた。

これらは50年に及ぶ開発の歴史で「前例を見ない」世界的努力によってもたらされたと、世界銀行をはじめとする多くの機関のデータに基づいてまとめられた、8項目のミレニアム開発目標(MDGs)に関する最新の国連報告書は指摘しています。

本日、MDGsの中間地点にあたって100人近い首脳がニューヨークでの国連ハイレベル会合に集いますが、現在の時点で、1日1.25ドル未満で生活する人々がまだ14億人もおり、新しい課題が地球規模での貧困削減目標の達成を脅かしているのです。

食糧や燃料などの市況品価格はこの1年間で劇的に上昇し、1億もの人々を貧困に押し戻していると、世界銀行は指摘しています。

現在アメリカで発生している金融危機が他国に影響を及ぼし、新興国で過去10年間に多くの人々を貧困から救い出すのに貢献してきた経済成長が鈍化すると懸念されています。

国連のMDG報告書は、貧困削減目標の多くが達成できない可能性が高いとしています。サブサハラ・アフリカで極度の貧困から人々を救い、栄養不良の子供の数を減らし、妊産婦と子供の死亡を予防し、女性の地位を向上するなどの一連の目標の達成には、いっそうの取り組みが必要です。

潘基文 国連事務総長は各国首脳に対し、目標である2015年までのMDGs達成に向けて、アフリカ向け年間720億ドルの支援拠出を誓約するよう呼びかけました。これは「既存の拠出表明分」の範囲内の額であると潘基文 国連事務総長は述べています。

各国首脳とともにサミットに参加したロバード・ゼーリック世界銀行総裁は、「各国政府が、最も弱い立場の人々への支援拡大の約束を守ることが、これまでになく重要。取り残された数百万の人々に人道的な支援パッケージを継続して提供することが求められている」と述べました。

 




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