なぜ女子が対象なのか?
途上世界には、女子や若い女性が5億人以上暮らしています。彼女たちは、次世代の世界経済・社会分野において重要な役割を担う人たちですが、同世代の男性と比べ、雇用と経済的独立の機会や、社会で生産性を発揮するチャンスに恵まれていません。
少女や若い女性が学校を中退せず、若年で妊娠・結婚することなく、資本資産を築き、仕事に就けるよう支援することは、人生におけるチャンスを拡大するための決定的に重要な介入です。
それは、何世代も続く貧困を断ち切るための効率的な方法でもあります。女子の経済的機会に投資することは、貧困削減と成長の潜在性という長期的恩恵により、その家族や将来生まれる子供に大きな開発効果をもたらすことが裏付けられています。
「女性の地位向上イニシアティブ(AGI)」は、世界銀行グループのジェンダー・アクション・プランである「スマート・エコノミクスとしてのジェンダーの平等」の一環で、その目的は、16歳から24歳の女子や若い女性が学校から生産的な雇用へとスムーズに移動できるようにすることです。AGIは、そのために、彼女たちが学校を卒業し、市場の求めるスキルを身につけ、メンターや職を見つけすのを支援し、雇用主となる可能性のある組織に、若い女性の雇用、維持、トレーニングのインセンティブを提供します。
AGIの起源は、2008年4月11日に発表された、ジェンダーの平等推進のためのゼーリック総裁の6つのコミットメントです。このうちひとつのコミットメントが「官民セクター指導者と共に『経済発展に若い女性が果たす役割は大きい』というワーク・プログラムを開始すること」でした。以来、世界銀行とナイキ財団は、リベリアで2009年3月から実施予定の最初のパイロット・プログラムを設計中です。このほかに、アフガニスタン、ネパール、ルワンダ、スーダン南部でプロジェクトが設計される予定です。
AGIのジェンダー・アクション・プランでは、オーストラリア、デンマーク、ノルウェー、スウェーデン、英国の各政府、ミラノ市、ナイキ財団がパートナーとなっています。
世銀はまた、シスコ、スタンダード・チャータード、ゴールドマン・サックス、シェリー・ブレア財団など、AGIへの参加に関心のある民間企業の中心的グループとパートナーシップを構築しつつあります。
世界銀行グループのジェンダー・アクション・プラン「スマート・エコノミクスとしてのジェンダーの平等」は、労働市場、農業資源、土地、金融、インフラ・サービスへの女性のアクセスを改善することにより、女性の経済機会拡大を目指しています。

「トゥデイ」の記事:「女子の人生における決定的な時間:貧困サイクルは断ち切れる」
ロバート・B・ゼーリック総裁が、ジェンダーの平等に関する世銀グループの6つの新コミットメントを発表。