課題
グジャラート州にはインド有数の充実した道路網がありながら、交通渋滞がひどいため、通行に時間がかかり、車両走行経費が高く、サービスの質低下に直面していました。輸送の需要は10年以内に倍増し、車両台数が増えるため、道路の状況はさらに悪化が予想されていました。さらに、道路セクターへの投資は不十分で減少傾向にあり、セクター担当の政府機関には、質の高い道路インフラの構築を計画通りに進めるための能力が十分には備わっていませんでした。さらに、進行中の道路保守も、資金が不十分なため、なかなか進まない状況でした。
アプローチ
IBRDはこれまで、グジャラート州幹線道路投資プログラムに累計2億8000万ドル を拠出してきました。同プログラムは、州幹線道路の拡大・補修、土地取得、住民の移動と再定住、州幹線道路の定期的な保守、公共工事契約の作成と監視、組織の強化、技術的助言、トレーニング、機器に着目して進められています。グジャラート州政府はインド政府の保証を得て、IBRDの資金を直接借り入れました。
結果
道路改修と保守が進んだことにより、社会、保健、教育、経済分野のサービスへの住民アクセスが改善しました。同プロジェクトにより就業率が推定7%改善しました。輸送の障害とコストが軽減されたことで、企業生産高も改善しました。農家も今では、機械耕作をこれまで以上に活用することができ、肥料、種子、殺虫剤などの重いものを畑までより簡単に運ぶことができるようになったので、利益が増大しています。産業界も原材料にアクセスしやすくなったので、収益性が高まりました。その他の成果は以下の通りです。
- 2000-2007年に1,900キロの道路を補修
- 通行所要時間が10%短縮
- 定期的な道路保守に使える資金が20%増大
- 交通事故が16%減少
将来に向けて
グジャラート州政府は、自己資金にていくつかの関連プロジェクトを計画中です。世界銀行は、道路/幹線道路セクターの制度改革の実施と持続可能性における主要な成功要因を見極めるため、グジャラート・プロジェクトについて(世銀と英国国際開発庁が共同で設立した特別信託基金により)調査を実施中です。世界銀行は、グジャラート州において、インドのすべての州のためのワークショップ、ならびに本調査の結果を共有・発信するためのグローバル・ディベロップメント・ラーニング・ネットワーク・イベントを開催する計画です。






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