いずれも低所得国であるグルジア、ガーナ、ケニヤの3つのIDA適格国が、世界銀行と国際金融公社が発表したビジネス環境の現状2008の改革度ランキングで世界の上位10カ国に入りました。 昨年改革度第一位だったグルジアは、毎年ランキング順位の上昇をめざしており、その努力は報われつつあります。グルジアは現在、ビジネス環境の全体ランキングで上位25カ国に入っていて、現在事業登記率は100人につき15社に上ります(マレーシアと同じ水準)。投資家保護を強化し、新しい破産法を制定し、建築許可承認までの日数を短縮し、不動産登記手続きを簡略化しました。また、払込資本金の要件を撤廃することで起業が容易になりました。さらに、国の民間向け信用機関は、小売業者、公益事業、仕入先からの支払い情報を、収集・配布データとして追加しました。
やはり2年連続で改革の進んだ国上位10カ国にランクインしたガーナは、引き続き公共サービスの効率化を進めています。不動産登記の障害を撤廃して手続きの遅れを6カ月から1カ月に短縮しました。事業登記所および環境当局の業務が効率化され、起業までの所要日数が42日に短縮されました。また、港湾局の業務内容が変更された結果、輸入がスピードアップしました。さらに、民事訴訟の規則や強制仲裁・調停が新しくなり、契約履行までの所要時間が短縮されました。
アフリカでもう1カ国10位にランクインしたケニアは、思い切った免許改革プログラムに着手し、これまでに110件の事業免許が撤廃になり、ほかに8件が簡略化されました。その結果、起業が効率的になり、建築許可取得の時間とコストが削減されました。同プログラムは最終的にこの国の1300件の免許のうち少なくとも900以上を撤廃あるいは簡略化する予定です。また、不動産鑑定士の間に競争を導入したおかげで、不動産登記までの所要時間も短縮されました。さらに、民間向け信用機関は現在、より幅広いデータを収集するようになっています。
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