各州に対するIDAの支援

インドでの取り組み

各州に対するIDAの支援

IDAは、成長の促進、ガバナンスの向上、貧困の削減を目指した政策や制度を改善するため、さまざまな州政府による幅広い活動を支援してきました。こうした州レベルの改革は、経済の規制緩和を始めているインドにおいて特に重要になっています。たとえば、IDAはウッタルプラデシュ州、アンドラプラデシュ州、カルナタカ州、オリッサ州で支持的役割を果たしました。8件の開発政策融資(DPL)により、これらの州が財政を再建し、投資環境を改善し、ガバナンスを向上させ、セクター改革を実行し、貧困対策プログラムの監視や評価を向上させるのを支援しました。その結果、これらの州ではいくつもの分野でパフォーマンスが向上しています。

資源管理の改善:税務政策や行政の改善、予算管理、歳出の合理化、社会セクター支出の保護、財政管理の改善などにより、各州が財政再建を達成するための努力が支援されています。

民間投資の促進:投資環境の改善により、事業コストの削減、農業部門における流通などでの競争の促進、土地市場の歪みの減少が実現しています。IDAは個々の州やインド全土での投資環境評価の実施を支援しています。こうしたことが、一層の重視が必要な領域を正確に割り出すのに役立っています。

主要セクターにおける改革の促進:電力セクターなどの主要セクターは、全体としての迅速な進歩の妨げとなることがよくあります。これらの州における電力セクター改革では、送配電損失の計測と削減、内部相互補助の削減、電気事業者の部門整理と民営化などが行われました。

貧困の測定と監視:各州による貧困対策の監視と評価に対する支援が行われています。たとえば、進行中のプログラムとその効果、ならびにプログラムの成果を向上させるための方法などについて入念な評価が行われています。

広範な公共セクター改革の開始:政府機能の改善が、多くの改革プログラムの中心となっています。関心や支援が向けられている主要分野としては、行政事務改革、説明責任の改善、ガバナンス、調達改革、財政管理改革などが挙げられます(裏面の囲み記事を参照)。

ガバナンスと財政管理の改善促進

IDAによる支援は、中央政府や州政府が広範なガバナンス改革を通じて公共サービスの提供を改善するために役立てられています。IDA支援を受けたプロジェクトや、インド政府との幅広い協力が、公的資金使用の計画、支出、会計のための手順やメカニズムの改善に充てられています。プロジェクトがより幅広く持続可能な影響をもたらすよう、財政管理システムが強化されています。重要な新機軸として、コミュニティやプロジェクト利害関係者自身を資金利用に対する監督や成果の監視に関与させるという取り組みが行われています。多くの場合、透明性の向上や資源の費用効果の高い利用を促進する努力に伴って、より効率的かつ効果的な調達方法が採用されています。迅速で信頼のおける財務報告・監査システムが、プロジェクト資源の使用に対する監視を向上させ、市民からの情報要求に応えるのに役立っています。

財政管理の向上は現場での成果向上につながっています。IDA支援を受けている新たな領域としては、偶発債務や現金管理に対する効果的な管理と監視、中央レベルや州レベルでの政府電子調達の採用などがあります。IDAが従事した最近の支援により、州ばかりでなく自治体やPanchayati Raj機関(選挙による地方自治組織)においても歳出に対する管理や監視が改善しています。財源システム、内部監査、調達システムの改善に関係したものなど、公共財政管理システム全体にわたる活動はいずれもIDAが支援してきた事例での国際的な経験から得られた教訓に大きく依存しています。

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