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アルメニア : 首都および自治体での飲料水確保

Last Updated: January 2007
IDAの取り組み:水 - 首都および自治体での飲料水確保
More Reliable Water for Armenia's Capital and Municipalities
リンク:
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課題

1998年以前は、アルメニア国内の水資源は豊富であるにもかかわらず、飲料水の供給水準は低く、またそのメンテナンス状況や給水性能も極めて貧弱なものでした。ほとんどのアルメニア人は1日のうちわずか数時間しか水道を使用できませんでした。しかも水圧が低く水質は悪いうえに、水漏れも頻繁に発生し廃水量も多かったのです。アルメニア都市部では公営企業2社が水道水の供給を担当していました。1社がエレバンを担当し、別の1社がその他の自治体を担当していました。

アプローチ

- 自治体開発プロジェクト (1998-2006年) の下で、IDAはエレバンの水道設備管理について国外の民間業者の導入を支援しました。
- この有意義な経験に基づき、自治体上下水道整備プロジェクト (2004-2009年) はエレバン以外で人口の33%を占めている都市部についても同じような民間業者を導入しました。 
- エレバン上下水道整備プロジェクト (2005-2011年) では、環境汚染を軽減しながら早期の改革を実現し、引き続きエレバンの給水サービスの向上に取り組んでいます。

成果

約130万人が居住しているエレバンのサービス・エリアにおいては給水サービスの品質、信頼性、効率性が劇的に改善しました。また、首都以外の地域においても給水サービスが改善し始めています。


特に顕著だった成果:
- エレバンでは、水道水の供給時間が1日7時間から18.5時間へと拡大しました。現在は、エレバンの70%以上において24時間いつでも水道が利用可能になっています。
- エレバン以外の地域についても、2番目に大きな都市部の水道設備サービス・エリアでは人口の16.5%が24時間いつでも水道を利用できます。
- 水道料金の回収率もこの10年間で20%から79%に向上しました。
- 水質についても適宜監視されています。近代的な塩素処理装置も設置され、すべての水資源についての安全性の改善が図られています。
- 重力給水方式を採用することにより、効率性が向上し高層アパート用の増圧ポンプの数が減少した結果、消費エネルギーが約48%削減されました。
- 日本社会開発基金(JSDF)が支援するプロジェクトの一環として、エレバンの1808世帯で屋内配管の改修工事を実施し、漏水を35%削減しました。
- i現在エレバンにおいては、水道メーターが普及したことで水の無駄遣いが大幅に削減され、家計における月々の水道料金負担も軽減しています。

IDAの貢献

- 上記3プロジェクトの総コスト8360万ドルの大半を拠出しました。(他の機関による拠出は1050万ドル)
- いくつもの国々において実施した給水整備の豊富な経験を活かし、官と民の効果的な協力関係の構築を促進しました。世銀が財務支援と助言を行うことで、一般に考えられている投資リスクを削減し、民間業者の誘致を推進しました。
- 給水サービスを提供するプロジェクトをエレバン以外の地域に居住するさらに多くの人々にも適用・拡大していくために、エレバンの給水サービス強化で得られた教訓を活かしました。
- 水道設備部門に関心の高い他のドナーの注目を集めました:ドイツの開発銀行であるドイツ復興金融公庫(KfW)はアルメニア北部の自治体における水道設備に対する出資を行なっています。
- IDAの資金による社会投資基金により、小規模コミュニティへのさらなる支援が行われています。
- 政策融資を通じて給水サービス規制を改善しました。現在では、アルメニアの規制委員会はエネルギーと給水の両方のサービスについて規制を行なっています。 

次のステップ

アルメニアは上下水道設備についてのミレニアム開発目標を2015年までに達成することを目標にしているようです。しかし、組織面および財政面における能力強化を継続しながら、不十分な上下水道インフラを修復していくためにはまだ多大な投資が必要です。また、こういった中央のサービスを2つの主要業者が担当している地域を越えて拡大していく可能性もあります。




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