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世界銀行理事会が気候変動投資基金を承認

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Series #:2009/001/SDN

 

コンタクト:
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途上国支援に今後3年間で50億ドルの資金規模を目指す

ワシントン、2008年7月1日– 世界銀行理事会は本日、気候変動投資基金(CIF)の創設を正式に承認した。同基金は2つの投資手段によって、温室効果ガス(GHG)排出量の緩和及び影響への適応に向けた途上国の取り組みに対し、当分の間資金枠を拡大するものである。

新基金の下に設けられる2つの信託基金の総額は、ドナー国が当初意図表明した額によれば、50億ドルに達すると見込まれる。

そのひとつ、「クリーン・テクノロジー基金」は、途上国での低炭素技術の実験、展開、移転に貢献するプロジェクトやプログラムに対する投資のため新たに大規模な資金を用意する。対象となるプロジェクトやプログラムは、長期的な温室効果ガスの排出削減効果が著しいものに限られる。 

もうひとつの基金、「戦略気候基金」は、より広範な対象を柔軟に支援するもので、気候変動への革新的アプローチを試行するための多様なプログラムを対象とした包括的基金である。第一号として、気候変動に対する途上国の抵抗力強化を目指したプログラムが予定されている。 

世界銀行グループのロバート・B・ゼーリック総裁は次のように述べている。「気候変動バリ行動計画は国際社会に対して、緩和策・適応策および技術協力を支援する投融資の拡大を求めている。気候変動投資基金は、気候変動という課題に対する世界銀行グループの幅広い対応の一環であり、6つの戦略的テーマに沿って進めている世銀の取り組みにおいて重要な役割を果たす。特に、低炭素プロジェクトや適応プロジェクトに官民両セクターの投資を促進するため、革新的かつ譲許的な資金を提供するものである」

「CIFは、気候変動への対応に向けて大きな資金の流れをつくり出していく上で重要なインパクトを持つだけでなく、さらに、気候変動による現在および将来の影響に対する新たなアプローチを実験する上でも、その意味合いは大きい。農業から水資源管理、運輸から都市開発、生物多様性からエネルギー供給まで多様な分野にわたるアプローチがカバーされるだろう。」

気候変動投資基金の計画は、バリ行動計画を支援するため貧困層を含めた幅広い関係者による6ヶ月間の話し合いを経て策定された。協議には、想定されるドナーや受入国、国連機関、国際開発金融機関(MDBs)、シビルソサエティ組織、民間セクターが参加した。その上で、2008年5月21-22日にドイツのポツダムにて開催された最終会合において、途上国と先進国の約40カ国がCIFの創設に同意するに至った。

同基金の設立に当たって、協議参加者は、国連気候変動枠組条約(UNFCCC)における交渉を最優先と認識した上で、同交渉を支援することを確認した。CIFの下のすべての基金およびプログラムには、気候変動の今後の枠組みについてUNFCCCが現在進めている交渉を損ねることがないよう、時限条項が付されている。 

世界銀行の持続可能な開発担当キャサリン・シエラ副総裁によれば、「我々はCIFを活用して、今日からすぐに前進することが可能だ。革新的かつ先駆的なイニシアティブを支援して、気候変動の今後の枠組み交渉に資する経験と知識を新たに構築することができる。」

同基金は、グラントや極めて譲許的な融資の形をとりながら、またリスク緩和手段として実行されるが、途上国主導のプログラムや投資が迅速かつ柔軟に実行されるよう国際開発金融機関と世銀グループが管理する。

途上国とドナー国は同基金の意志決定において同等の発言権を持ち、資金使途に関する決定はコンセンサスで決められる。パートナーシップ・フォーラムが年一回開催され、CIFの戦略的方向性、成果、インパクトについて話し合われる。パートナーシップ・フォーラムは、ドナー国、受入国、国際開発金融機関、国連やその関係機関、地球環境ファシリティ(GEF)、UNFCCC、適応基金、二国間援助機関、NGO、民間セクター、科学・技術の専門家など、幅広い関係者の会合の場となるものだ。 

世銀理事会の承認を受け、第1回気候変動投資基金パートナーシップ・フォーラムは、2008年9月に開催の予定である。最初のプロジェクトやプログラムに対する資金提供は2008年末までに承認されると期待されている。





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